ニホンミツバチ保護飼育 佐々木 伸一

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2021.01.05 オオスズメバチ 008番

2021.01.05 オオスズメバチ 008番

『注、画像は別の現場のキイロスズメバチの巣の駆除の写真です。』
前回の続きです。

キイロスズメバチの警戒は当然ながら最高レベルに厳しいです。
住宅の二階の押入れの上の戸袋から天井裏に侵入して見上げてみると、
キイロスズメバチの巣は換気口の出入口に隣接して営巣され、相当大きなサイズの巣で多くのキイロスズメバチの姿が見えました。(キイロスズメバチは巣の外壁に多くの働き蜂が作業してるのが通常です。)
キイロスズメバチは夜間は基本的に飛びませんが、夜だからといって人間のように眠って意識を失う状態ではないようです。
つまり眠る事はせず、夜間も起きたまま寝ないで巣の中で休んでいるだけのようなので油断なりません。
天井裏に入る前に大まかなプランは既に組み上げてますが、細かいの方針修整を行い
行動に関わりそうな梁の位置と構成、
障害物の位置、
後ろの空間の余裕、
換気口と巣の外壁の距離、
巣の外壁の「出入口の穴」の位置と数などを把握し一旦撤収します。(規模の小さいキイロスズメバチの巣なら外壁の出入口は1つですが、巣が大型化すると出入口の穴は複数作られる場合が多いです。)

二階天井裏に道具を持って入るのに、帰宅された若いご主人さんに押入れの上の戸袋まで道具を持ち上げるのを少し手伝っていただきました。

キイロスズメバチの巣を処理は問題無く実施しました。
巣を大きなビニールのゴミ袋に入れて降ろす際、
大きすぎて押し入れの上の戸袋の出入口でつっかかり、結局巣をバンバン叩いて小さくして降ろしました。
ご主人さんにお礼を言い、小さな子供達には明日の安全を約束して住宅を出ます。
後はすべて家の外での作業です。

キイロスズメバチの巣の入ったゴミ袋をサンタクロースのように担いで自分の軽自動車に放り込み(危険物なので必ず持ち帰ります)、

数時間程車の中で仮眠します(この辺少し記憶が曖昧で、2時間かけて帰宅し2時間だけでもベッドで寝てまた2時間かけて戻ったんだったかも)

そして、早朝よりも少し前の暗い時間に起きて作業開始です。

自分の知る限り、オオスズメバチは集団での襲撃を仕掛ける際、まず情報を統括するリーダー働き蜂が先行して現場に来ます。
様々に観察した経験からなのですが、実は上記は100パーセントではありません。

何度かのオオスズメバチのそういった行動の際、
おそらくは現場の難易度によってリーダー働き蜂が先行しなかったり、
単に情報収集のオオスズメバチ働き蜂が上空や木の枝に居たり、居なかったりです。

ですが、前日の20匹以上のオオスズメバチ働き蜂が落下していた惨敗ぶりから、
オオスズメバチ達は「難しい現場だが、攻略すれば獲物は多い」と判断していると自分は感じていました。
情報統括係の働き蜂はおそらく来ます。

次回に続きます。

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